「アナスタシア」グレブ所見
私が出会ったグレブは3人。
・芹香斗亜さん
・堂珍嘉邦さん
・海宝直人さん (見た順)
それぞれアプローチが全く違って
奥深く、三者三様心を掴まれました。
三人見終わった直後の感想は、以下ポスト。
ちょっとブログでは語ってみようと思います。
芹香グレブは内省と冷酷
— Sakuno (@Sakkun_Sakuno) 2023年10月1日
堂珍グレブは放出と愛情
海宝グレブは責任感と自滅
●芹香グレブ「内省と冷酷」
すごく内省的なんですよね。
特にDSの「The Neva Flows」で感じました。
ぽつりぽつりと歌う。自分に歌う。
でも、自分に対して感情を荒げることを
良しとしていない、理性的な
事実確認のための感情の発露。
父親の話は、一将校として必要であればする。
効果的なタイミングで、効果的な言葉で
人々を煽るように、自分を煽るように。
それが時に人の目には「冷酷」と映る……
●堂珍グレブ「放出と愛情」
最近になって堂珍さんが「純朴」
という言葉を使っていたのを知りました。
それが正解な気がする、普通の優しい青年。
愛情も知っている。与えられたいし与えたい。
父親の話は、自分からしていた気がします。
若い頃から当たり前のように。
それが自分の根幹にいるという自覚もなく。
アーニャという少女に実際に出会ったことで
それが自分のアイデンティティだと気が付き、
喪失して揺さぶられたんじゃないでしょうか。
●海宝グレブ「責任感と自滅」
教育を真面目に受けたような気がします。
「ペテルブルク」から「レニングラード」に
変われば、きっと社会は変わると信じている。
でも、現実はそう簡単には行かないもので
(俺のペテルブルクVS我々のレニングラード)
父親の息子であることと
軍人であることに縋りながら、
なんとか「父親の息子」「軍人」の二つの
責任を果たさなければならないと思っている。
でもその反面、自分の小ささを自覚していて
縋り付けない小さな自分を責めながら
小さな自分が縋り付ける相手はいなくて……
最後の引き金は自分に向かいそうな印象。
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海宝さんのポストの写真で、
演出としても意図を持って
グレブとディミトリは鏡写しなのだと
気が付きました(遅い!)。
本日もミュージカル「アナスタシア」ありがとうございました!
— 海宝直人(Naoto Kaiho) (@naotosea) 2023年10月26日
万里生さんグレブとラストデイということで「夜明けちかい♪」ポーズで📷✨
躍動感ある一枚も笑
そしてわかなアーニャ&禅さんヴラドと3人の組み合わせもラストでした!
寂しさもありつつ、、、千秋楽まで応援よろしくお願いいたします! pic.twitter.com/5cAdupTvh8
激動の時代を
軽やかに飛び越えていったディミトリと
重い苦しみを飲み込んだグレブを
分けたものは、やはりアナスタシアの存在と
出会い方の違いなのでしょう。
もしも、ほんの少し時代が違えば
ユーモアの塊グレブが
アーニャと楽しいお茶の時間を過ごせた
世界線があったのかもしれません。